開催趣旨
 昨年12月1日、「長浜曳山祭りの曳山行事」を含む日本の「山・鉾・屋台行事」33件がユネスコ無形文化遺産に登録されました。この企画展は、この度のユネスコ無形文化遺産登録を記念して行うものです。
 長浜曳山祭りは、長浜八幡宮の祭礼であり、また、現在では湖北の春を彩る祭りの一つです。この祭の起源について、長浜の町衆の間では「天正の初め、長浜城主であった羽柴秀吉が、男子出生を喜び、その祝金として城下町の町衆に砂金を与え、町衆はこれをもとに曳山を建造し、曳き廻ったのが始まりである」と伝えられています。しかし、最近の研究では、安土桃山時代に「歩行渡り(武者行列)」(練物)としてはじまり、江戸時代になって練り物行列の一つの出し物として「山」が登場し、そして現在のような曳山祭に発展していったと考えられます。
 今回展示する資料のうち、「紙本墨画 近江長浜御祭礼長刀行列之図」は、江戸時代後期の長刀組の「太刀渡り」の行列を描いたもので、現在は13歳までの子どもがつとめる鎧武者は、初期の祭りでは成人男性が行っていたことがわかります。そして、山の建造について記した「山仕用目録」・狂言台本「忠勤熊野物狂」は、どちらも寛保2年(1742)の年記があり、この資料によって江戸時代中期には現在のような「山」が登場しており、狂言が上演されていたことがわかります。このほかにも、祭の運営規約である「紙本墨書 曳山祭掟書」や、祭のために長浜町衆が制作した豪華な「長浜祭曳山図組杯」などを紹介します。
 これらの資料を通じて、現在まで大切に受け継がれてきた長浜曳山祭の歴史について知っていただき、そして祭に携わってきた人々の思いを感じていただきたいと思います。
 今年の春は、長浜曳山祭りとあわせて本展をお楽しみください。

□ 主催 長浜市長浜城歴史博物館
□ 会期

平成29年35日(日曜日)から4月16日(日曜日)

□ 展示説明会

平成29年3月7日(火曜日) 午後1時30分から

□ 会場 長浜市長浜城歴史博物館2階展示室
□ 開館時間 午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
□ 入館券 個人一般  400円   小・中学生 200円
  団体一般  320円   小・中学生 160円
※団体は20名以上
※長浜市・米原市の小・中学生は無料
 展示詳細はこちら
※新しいウィンドウで開きます。
 
(C)2013 Nagahama Castle Historical Museum. All rights reserved.
〒526-0065 滋賀県長浜市公園町10-10
TEL:0749-63-4611 / FAX:0749-63-4613
rekihaku@city.nagahama.lg.jp